損切り(ロスカット)の考え方


ロスカットが上手くできる人が永続的に株で利益を増やしていけると言われています。 単純に自分の買った株価の-3%をロスカットに設定する(W指値で-3%になったら売る、というような注文を出しておくこと)というのでは、1日の値動きの中で一旦は+5%まで株価が上昇したのにそのあとの下落で-3%に引っかかる可能性もあります。これではせっかくの+5%が全くの無駄になってしまいます。もちろんその株で自分が何%の利益を上げたいか、つまり+何%になったら売却するのかもロスカット同様決めておかないと(売り注文を出しておくということ)ただだらだらといつまでもホールドした状態が続いてしまいます。気付いたら買値まで戻ってしまった…という悲しいことも起こります。

そこで、デイトレード、あるいは数日間のスイングトレードでも可能な限り(サラリーマンはザラ場の注文は厳しいですが、それでも短い休憩時間を使ってでも)株価の動きをチェックして、ロスカットの株価を変えるようにするのが良いわけです。

具体的にはtickチャート(ザラ場の値動きを細かく見るチャート)を見て、例えば1000円の株価が1010円に上がれば、ロスカットの株価を970円から980円に上げる、というように、値動きにあわせてロスカットの株価も訂正注文を出すようにするということです。もちろん買値の-3%以下にはしません。次の日に1100円で寄り付けば、その時点でロスカットは1070円に設定すれば前日からの株価上昇分は少なくとも確保できるわけです。

悲しいかな、1100円で寄り付いてすぐ1070円を割って、そのあと1150円まで上がってしまう場合は当然ですが1070円を割っているのでその時点で株式を売却することになります。しかしそれは我慢して次の銘柄を探すように気持ちを入れ替えることです。また次の日が950円で寄り付くなら、成行(950円)で売って、やはり別の銘柄を探すことです。

ロスカットは損害を最小限に抑えるということだけでなく、一旦上がった株価で利益を確定できるように、それに応じた訂正をしていくことでもあり、それが利益を蓄積できる方法なのです。そしてあきらめも肝心であるということです。「少し我慢すれば大きい値幅が取れたのに…」というのは結果を知ってわかるものであり、ロスカットができていない証拠でもあるのです。